IAS プロジェクト 紹介

IAS 総合研究所
理学博士 齊藤 威

IAS 総合研究所(Institute for Advanced Studies)では、宇宙からの超重素粒子の探索などの基礎研究、放線菌など有用微生物の探査とそれによる医薬品や農薬の開発、キノコなどの植物由来による医薬品、健康食品などの開発、新しい酵母や乳酸菌の探索とその応用などを進めている。

I 有用生物の探査(ABS プロジクト)とその応用
1. 有用微生物の探査とその応用(医薬品、農薬など)
2. GPLCs(Glyco-Peptid-Lipid Complex system)の開発
3. 医薬品の生体内輸送の研究
4. 新しい酵母・乳酸菌の探査とその応用
5. 藻類の暗黒応答機構および機能性物質の研究

II 基礎科学研究
1. 宇宙からの超重素粒子の探索
(天山3400mにある宇宙線研究所に観測機を建設、観測中:レベデフ物理学研究所(LPI)、カザフ国立大学 との共同研究)
2. 生体有機分子の光学異性体の起源および光誘起タンパク質 (LPI(ロシア)、IHEP(中国)、国内3大学 1 機関との研究)
3. 超高速真性乱数生成器の開発

齊藤 威博士 研究歴紹介

1967 核物理学専攻(修士)
1971 宇宙放射線の研究:宇宙線の起源と伝播(博士論文) 
1971―2005 
*宇宙線の起源、素粒子・超高エネルギー相互作用の研究(チャーム粒子の発見、超高密度物質の発見、クォーク物質塊・候補例の発見など)
*化学進化と生命の起源(放射線による無機物質からアミノ酸などタンパク質前駆体の生成実験)
*生体有機分子の光学異性体の起源(光学異性体の宇宙起源・理論とその実証実験)
* 宇宙での微生物の変異と進化(ミールステーションから微生物を回収、放射線耐性を測定)
* 国際火星生命探査計画(日露欧米中など20ヶ国の共同研究)
* 高放射線環境における生態系の維持と崩壊
* クォーク物質の探索(日伊科学技術政府間協定)
* 真性乱数による暗号システムの開発(発売中:http://www.letech-rng.jp/

2006―現在 
IASプロジェクト(上記)
原発事故による放射能汚染の計測と生活防衛